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研修の企画

社会人1年目の時、申し込んでいた会社の研修をドタキャンしたことがあった。
どうしても、その日に仕事を離れられない用事ができ、
直属の上司に研修を休む様に言われたのだ。

研修当日、人事の人から、今後ドタキャンしないように。。。という趣旨のメールを貰った。
その際は正直、忙しいんだからしょうがないじゃん><

と思ってしまったけど。。。。
あ~申し訳なかったな~、研修ドタキャンして。。。
と思う出来事が。


このたび色々縁がありまして。隊員とそのカウンターパート対象の
研修を企画・開催することになりました。。。


そんなことをするキャラではないのですが。。。





この国で衛生啓発の授業を小学校でしていて思った事。
教育省県局の人も、
学校の先生も、
生徒達も、
病気にかからない為にどうするか知っている。
食べる前に手を洗う必要性も知っている。

なのに、なんでしないのか。

確かに、水が限られている等等問題はあるが。

本当にそれだけだろうか。。。。

このまま、自分流の啓発活動を続けていても大丈夫か?

そんな事を考えている時に、JICAのプロジェクトで衛生啓発活動を行っており、その中で効果を挙げている手法がある事を聞いた。

その方法。私も知りたい。


そんなこんなで、プロジェクト内で講師をつとめているブルキナファソの農業省、教育省、保健省の州局の担当者にお願いし、その手法を習得する研修を開催する事になった。


年明けから、本格的に準備を開始。
他の隊員にも呼び掛けて見ると、保健系や学校で活動している隊員を中心に、約30名が参加する研修になった、

っと。。。
文章にしてみると。淡々と進めてきた感じがするが。

結構大変だった~。
ネット環境が悪い任地で、ネットが使えるのが夜中。
他の隊員や事務所の調整員の方、講師とのパイプ役をかっていただいたプロジェクトの人とのやり取りや、申請書書類の送付など。を夜中にやる。
日中も配属先や小学校で活動する。。。
眠たくてしょうがない。
辛い。。。

フランス語で配属先に対する企画書を作り。
その説明を基に、支援経費申請に関するレターをJICAに出してもらい。
講師との打合せ資料を、これまたフランス語で書き。
参加する隊員やそのカウンターパート向けの研修要綱を作り。。。
教材の印刷を、業者に頼みに行ったり。
予算の計算(講師や、ブルキナベ参加者の日当、交通費、会場代、教科書代などなど)
(=>やっぱりお金の計算は、購買という仕事をしていた私の血が騒ぎましたわ~。)


全てが初めての経験だった。
全てにおいて、文章(公式レター)が必要になるブルキナファソ。
なにをするにも。レターレターレター。
すごく、面倒くさいと思う日本人の私。

でも、職場の局長の秘書が、私のフランス語を添削、すごくかっこいい文章にしてくれた。
彼女の助けが無かったら、本当に途方にくれていた。
「それくらい、いいのよ!」と笑顔で対応してくれる。
女性としても、こんな女性になりたいな~将来。と思う。素敵なマダム。

そんなこんなで。色々な方の協力を得て、ここまでやってきて。
とうとう、明日から始まります。

どんな研修になったか、また後日お知らせします!
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村落部の小学校まわり

「来週から学校を巡回するから、大変になるな~」
ある同僚が発した一言。

彼は、配属先の教育省県局の購買課で働く職員。
私のカウンターパートではない。

通常、協力隊の仕事は、カウンターパートがいる場合、その人と協力して活動を進めて行くべきなのですが。
私のカウンターパートは学校巡回の為のガソリン代が、今年度予算の中でまだ支給される見通しが無い。

つまり。。。

カウンターパートと学校巡回指導が出来る可能性・・・今のところ。ゼロ。
彼らの感覚で、自腹を切ってまでも、学校巡回をすることは。。。。きっとない。

だから、カウンターパートには、ちょっと申し訳ないな~と思いつつ。。。
「私も、学校巡回連れてって下さい!!邪魔はしません><」
所属長からも、許可を貰い。早速出発。

連れてってくれた方は、キラコヤさん。
私よりも、いわゆる日本人のイメージに、近いひと。
私の職場で、書類に埋もれて作業していると。いっつも「整理して仕事した方がいいよ!」といって、整理してくれる。。。。(日本にいる元職場の皆さん。相変わらずですいません・・・)
時間にも厳しいし。
ブルキナベにしては、余計な事はあまりしゃべらない。
聞き役に回る方が多い人。
そして、なんといっても、かなり空気が読める方。
私が言おうとしていることは、言う前に、理解してくれるし。


さてさて。
彼が、学校巡回をする目的は、各学校で、給食がちゃんと作られ、生徒に食糧が配布され、
食糧在庫の管理等がきちんと出来ているかを、調査する為。


ブルキナファソでは、数十年前から“学校給食プロジェクト”が行われており、政府から学校に米と豆と油が1年間分、毎年支給される。
もちろん、学校によっては、生徒数が多く、半年もたたずに支給された食糧が底を尽きる場合もあるが、子ども達の就学率を向上させるために、必要なことの1つ。
支給された米、豆、油を使い、母親数人によって、何百人分ものベンガ(豆ご飯)が作られる。
毎日同じメニュー。
毎日、毎日、豆ご飯。

それでも、子ども達は本当に楽しみにしている。

そして、なんといってもおいしい。(どの学校にいっても、「いいよ~」っていっても、いってもご馳走してくれる。)

そうそう。
その食糧の管理についての調査。
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普段いかない、市外の村落部の学校での調査。

学校につくなり、学校にある食糧庫に行き、まずは在庫確認。
そして管理方法についてのアドバイス。
ねずみなどから守る対策や、木の板などの上において保存しなさい。。。など。

その次は、年度初めに学校に配布された量から、現在の量を控除し、日毎の消費量を計算。確認。
どうやら教育省から各学校に、毎日給食を作る際、使った分量をノートに記録する様に、指導されているらしい。
そして、米や豆が入っていた麻袋は、1枚100Fcfaで売れるため、それをうったお金で塩などを購入しているらしい。そのお金の出入り状況も、ノートに記録する様指導されている。その指導通り、管理されているかをチェック。問題点などのヒアリング。


殆どの学校が学期終わりの6月を待たずに、食糧が底を尽きる見通し。
圧倒的に配布量が足りない。。。

ちょっと時間があれば、私も、井戸やトイレの使用状況をそれとなく、チェック。写真に収める。

都市部の学校に比べ、教室内はきれいに掃き掃除されている学校が多かった。
問題は。。。トイレ・・・
戸が壊れたまま放置されていたり。
動物の糞がさんらんしていたり。

とても、ここを使用したいとは思えない状況。

そんなトイレをバシャバシャ、写真を取っていく私は生徒達には不思議に映っていただろう。

井戸も遠い!
遠いまでならまだしも、まったく水源が学校近くにない学校もあった。
遠い遠いところから運んできて、限られた水で生活するらしい。
この国の断水が当たり前の生活をして、本当に“水”の大切さにきがついたからこそ、
それがどれほど大変か、今なら実感する事ができる。

ちなみにある学校の教室の風景です。
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2、3校回るともうお昼すぎ。
ある学校で、先生たちと一緒にお昼を食べる。もちろん豆ご飯。
ある学校では、鶏肉をご馳走してくれたりした。本当に申し訳ない。
学校によっては、授業は自習になり、急に宴会になったり。。。

この国は、本当に外国人に対してのもてなしが凄い。自分がもっているものの中で、精一杯のおもてなしをしてくれる。
特に、田舎は、その傾向が色濃く残っている。
そこで、記念撮影!
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その村出身でない先生は、教師用の宿舎に住んでいる。人によっては、単身赴任の人もいる。

今回の調査は計13校ほど2日間かけて、回った。
そのうち、日本の無償援助で建てられた学校に3校訪問できた。
「こんにちは。日本から来ました」というと。先生の合図に合せて、「ありがとう、日本!」と言われた。

日本の納税者さん達を代表して。受け取っておきました!子ども達のありがとうを。

日本の学校は、頑丈で評判がいい。
雨季の激しい雨で、時に崩れるブルキナ政府が作った校舎とは違い、びくともしない。
風通しと明とりの為、天井近くは、開いている構造。
こちらも政府の校舎とは違い、比較的すずしく、教室も明るい!黒板の字も良く見える!



午後5時過ぎ、職場(県局)に戻る為、村落部を離れる。
その道中。すっごい大きな夕焼けに出会った。
普段、自分が生活している市内では、見る事ができなかった村落部の生活が見ることができた充実間で、普段みる夕焼けより、ちょっぴり大きく見えた~。

夜間学校


最近、フランス語がほんとできないな~と思って。夜間学校に通い出した。
小学校卒業試験に落ちた子ども達、学校を途中でドロップアウトした子たちが通う、小学校6年生だけの学校。
授業は18時から20時までの2時間。
先生は。私の活動協力者の1人。
職場にいるときよりも、生き生きして、生徒達に、教えている。どおりで昼間寝むそうにしているわけだ(笑)

“夜間学校”と聞くと。不良がいて。。。みたいなイメージを持つ人もいるかもしれないが、昼間はそれぞれに仕事を持って働いている若者達が
中心だ。みんな真面目で穏やかで。日本の若者達に見せてあげたい><(おばちゃん発言ですね。。。完全に)

小学校6年生の内容。私には、難しい><
習った事ない時制の動詞の活用がでてきたり、数学もフランス語で答えるのは難しい。
え、÷ってフランス語でなんていうんだ?利益計算、利率の計算とか。かなり実用的な計算が出題される。

そんな中、私の好きな授業は歴史の授業。

この前は、植民地の歴史と三角貿易について習った。
大学で“援助政策が文化的に与えた影響”を研究し、卒論を書いた。その中で、植民地政策が与えた影響についても、文献を多数読んだ。研究対象はイギリス植民地地域だったので、フランスの植民地だったこの国の事はあまり知らなかった為、非常に興味深かった。
特に、今どのように学校で教えているのか、非常に興味があった。

先生が「植民地ってなに?」
生徒が「植民地とは、白人がやってきて、黒人を支配したことです!」と答えた。
そういった瞬間。皆の目が私に集中。
そう。私は彼らにとって。白人。アジア人でも白人と彼らは呼んでいる。

先生は。「日本はこの国にやってきて、支配していきましたか?」
生徒が「違います!フランス人がやってきました」と言いなおした。

先生が私に。「日本はどこかの国の植民地だったのか?」
私は、「第2次世界大戦後、一時期アメリカに占領されましたが、植民地になったことはありません」
そう答えると。生徒たちに「ほら、日本は植民地化されなかったから、色々なものを自分達で考え、生産し、輸出し、お金持ちになったんだよ~」と教えた。

大筋間違ってはないが・・・・う~ん。。><

先生が教えた内容によると。
フランス人の探検家たちがやってくる前、モシ族は首長制で混乱なく自分達で政治を行い、生きていた。フランス人がやってきて、色々なプレゼントを渡して、仲間を増やしていった。貧乏だった(物が乏しい)ブルキナファソ人は、食べ物や武器が貰えるので、どんどん自分達の情報を出していった。そして最後には、首長を倒し、自分達が、コントロールする様になった。
という具合に説明した。

プレゼントを渡して、情報を貰い。自分達の計画通りに人を動かしていく・・・
目的は違えども。手法は自分が関わっている“援助”に凄く似ていると思って。ゾッとした。

そういう風に、こっちの人は、外国人援助者を見ているのだろうか。

先生は、歴史上植民地化は終わっているが、事実上続いている!と生徒達に説明した。
ブルキナファソに輸入される外国製品はフランス政府により高関税をかけられ、
大統領もフランスの顔色をうかがいながら、政策を決めて行く。
学校ではフランス語を勉強しなければいけないし。
フランスとの関係なしでは、国として成り立たない。本当の意味の“独立”ではない!と付け足した。


フランス語の勉強になっているかどうかはイマイチ不明だが。
楽しいので、毎晩通っている。

新年のあいさつ

ある日。職場で
「今から会議やるから!」と言われた。
社会人のころは、週一で必ずチームミーティング、関係部署との定期ミーティング、取引先との会議などなど。会議会議の毎日だったが。
ここにきて、配属先内全員参加の会議は初めての事。
場所もないので、外に椅子を出して並べて待っていると。皆がぞくぞくやってきた。

議題は識字・教育省県局で外部に対しての2011年の局長の挨拶の場を持つので、その準備をどうするか。ということだった。
当日は、近くのダンスBARを貸し切り、料理を用意し、お酒をふるまい、学校関係者を招待することとなっていた。参加者は参加費を払うので、その中で料理代、飲み物を手配する。

まず、どんな役割が必要になるか話し合った。
-会計係
-当日の司会・進行
-教育省県局の方向性など、のスピーチを読む人
-料理・会場のセッティング係
-当日の飲み物配膳係

が必要になる事となった。

私が立候補したかかり。“料理・会場のセッティング係”。

前日。
スピーチの原稿を考えていた人事課の人と統計課の人が夜遅くまで残って、添削してもらったスピーチの内容をパソコンに打ち込み、原稿を作成していた。
パソコンを使い慣れていない彼らは、一人が文章を読み、一人が一本一本の指で、タイプしていく。

砂埃のせいで、のどがガラガラの統計課の人を手伝って、私も読む係をやった。
が、発音が悪いので、思ったようには伝わらない。でも、皆笑いながら、その発音で何とかタイプしようとやっている。すいませ~ん><
結局8時過ぎまでかかって、完成!



当日。
朝から、他の女性職員と市場に材料の買い出し。
会計係が事前に値段を調べていた価格(予算単価額)×必要戸数を購入していく。
教育省県局の横にある小学校の調理場をお借りして、料理開始。
その前に、鶏肉を準備していく。
そう。
生きた状態から。。。
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でも、鶏肉を殺す(絞める)のは、男性の仕事らしい。
その後熱湯でよく洗い、毛をむしっていく。生まれて初めて鳥をむしった。
最初は怖くてできないかとおもったが、綺麗に毛がとれていくのが、くせになり。。。。

その後。鶏肉と一緒に出す野菜のソース作り。
野菜を切り。煮ていく。
こっちの人はまな板を使わず、器用に野菜をさいの目に切っていく。
それがあまり上手く出来ない私。
もうちょっと大きめに!もうちょっと小さく!といろんなマダムに言われながら、頑張って大量の野菜を切っていく。
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途中で。
飾りつけ用のトマトまでスープ様のトマトとして角切りにしてしまった事に気がついた。

市場に行って、追加でトマトを購入。

戻ってマダムに買ったトマトを見せると。
「このトマト熟しすぎよ!デコレーション用には!」と駄目だしをくらい。

すいません。役に立ってない><


式の最中も、料理配膳、飲み物をついだり、ずっと走りまわった。
日ごろお世話になっている小学校校長たちも招待されており、私がビールを注ぐと、最高潮にテンションMAXに。

どこのお国の方もおじさまたちは同じだな~と思いつつ。

ちなみに、これが局長。新年度の挨拶をしています。
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手が空いた時は、デジカメで写真を撮りまくった。急遽、写真係に抜擢され、できるだけ撮っとけ!と職場の人に頼まれたからだ。

式も終盤にさしかかり、ようやく私たち裏方も、少し鶏肉を食べれる事に。


本当に、楽しかった。職場の職員達や研修生達と、準備を通して、色々な会話をして、
同じように働いて。
私を仲間と感じてくれてるのが、伝わってきた。
洗い物や後片付けの後。
女性職員が、「本当に今日はお疲れさま。ありがとう、」と声をかけてくれた。
私の方がありがとうだ。
そう伝えた。


次の日。局長がこう言ってくれた。
「君は教育省局のソレイユ(太陽)だよ!本当に昨日は職員と一緒になって手伝ってくれてありがとう!君は溶け込もうと一生懸命やってくれてて、それを嬉しく思う。」

ここにきて半年以上たった今、私が来た事で何が変わったでもなく、改善されたでもなく。来た意味があったのか。
私は何ができるのか。
毎日考えていた。

何も、出来ていないし。成果も出せていない。
本業では、まだ十分にブルキナファソ人と働いたという実感はないが、準備を通して、ブルキナファソ人と日本人が一緒に何かできたのは、彼らにとっても良い事になったと感じている。
事実。それ以降の職場の空気が、良い意味で変化し、皆自分達の仕事について、意見交換をしている部分が見受けられた。
お互いに話しやすい空気になると、協力し合う空気が生まれてくる。
そういうのが、なんとなく出てきた感じがした。ほんの少しだけど。



何よりも、
今準備している啓発手法の研修の企画書や、関係者に送付する文章などのフランス語を何時間もかけて、添削してくれる。どころか。こうした方がいいんじゃない?
こういうのは、もっと強く書かなきゃブルキナファソ人にはやわらかすぎるわよ!とアドバイスをくれたり。本当に本当に。自分の仕事を後回しにしても、私の活動の手伝いをしてくれる。

どんな仕事をしていようと。やっぱり自分の居場所が必要になってくる。
自分が必要とされていると感じる事。自分を心配してくれる同僚がいる事。
小学校から帰ってくると「おかえり~」と言ってくれる場所がある事。

お金をねだられる事も多いけど。職場の人たちは、見返りを求めず、私を助けようとしてくれる。
そう思うと。自分の居場所が今できたことで、辛い事もあるけど。頑張れそうな気がしてきた。

サッカーボール

職場から家に帰ると小さな訪問客が私を待っていた。
見かけた事はない子だ。近所の子ではないみたい。
「どこからきたの?」
「マルシェの向こうの孤児院からきた。。。。。サッカーボールをください。」

外国人に頼めばサッカーボールが貰えるかもと思って、わざわざ歩いてこの家までやってきたのであろう。

「サッカーボール。君にあげると。それを知った他の子もやってくるでしょ。
そしたら、何個も買わなきゃいけない。
そんなに一杯は買えない。だから。君にもあげる事できないんだよ・・・ごめんね。」
そういうと。シュンとして。「わかった・・・」といって買って行った。


それから数日たって、近所の子が「サッカ―ボールを買う為のお金ちょーだい!」
会う度に行ってくるようになった。
最初は、お金ないよ~んっていって逃げてたけど。
やっぱり、ねだり続ける。

「サッカーボールいくらするの?」聞いてみた。
1000Fcfaちょっとくらいらしい。
「ベンガ(豆ご飯)何杯かえる?計算できたら、考えたるわ!」
計算できないだろう・・・と思った。ら甘かった。
「100Fcfaもあれば、お腹一杯食べれる。でも僕はいつも50Fcfa分食べるから、20杯分だね!」
彼は、小学校を途中であきらめた子だったが、ものの数秒で言い当てた。

「正解・・・・20杯分ってたくさんあるよね~。それくらいサッカーボール高い物だから、買えないよ~」って言ってその日は逃げた。
でも子ども達の間では、「月末になればお金が入るだろうから、買ってもらえるよ!」と言っているようだ。う~んんんんんん・・・・・駄目だ。伝わってない><



1,000Fcfaって。
日本円で、200円ちょっと。
そう聞くと、何で買ってあげないの?ケチだな~と思う方もいらっしゃるでしょう。
私も半分そう思います。近所の子達は、本当に自分の弟たちみたいで、可愛くて仕方ない。イスラムの文化圏で、持っている者が持っていない者に与えるとされている風習の中、彼らは、ただ単にモノを持っている外国人であれば、自分達が買えないものを買ってもらえると思う。自然な事だ。

でも。日本で育った私。しかも、決して裕福ではない環境で育った私。
欲しい物は、月々のおこずかいをすこしずつ貯めて、買った子ども時代。
買えた時の喜び。。。。

欲しい物は、ねだれば手に入る事を教えてしまってよいのだろうか。。。。
本当に真剣に考えた。
考えたけど。答えが出ない。
かわいい近所の子ども達。プレゼントとして挙げてもいいじゃない。
と思う自分。
子ども達の教育上よくない!と思う自分。。。

そんなこんなで色々数日間考えた後。。。近所の子がサッカーボールで遊んでるのを発見。

「あれ?サッカーボール買ったの?」
と聞くと。
どうやら、既にサッカーボールは持っていて。きれいな新しいものが欲しかっただけらしい。。。。
「これ使い続けると破れてくるから、新しいのが必要なんだよ!」
「破れないように、工夫して、使い続けるの!わかった?」

サッカーボールも手に入らず。かわいそう。。。と思っていた自分は何だったんだろう。と思ってしまった。

トイレが無い学校

少し町から離れたところでも、トイレ・井戸が無い学校がある。
ポンプがあっても、故障して、使えず何百メートルも離れた村の井戸から水を汲んでこないといけない学校もある。

この前、学校建設プロジェクト事後評価できていた民間のコンサルタント会社の人は、学校から500m圏内に井戸があれば、その学校に井戸があると考えるという、援助業界の指標を教えてもらった。
でも500mも重い水を入れて運ぶのは、本当に重労働。私の家の中の外の蛇口からバケツに水を入れ、家の中の貯水バケツまで運ぶこの10m弱の距離でさえも。往復もすると疲れてしまうのに。。。

そういう学校は水をつかった清掃(トイレ掃除)の回数がどうしても限定されてきてしまう。だけど。校庭に植えた木にも水がやれなくなってしまう。
トイレが無い学校では、トイレは外でしたい放題。そんな子達に、トイレの使い方を指導したところで。。。「ふ~ん」で終わってしまう。手洗い指導もきっとそう。

授業中。小さな黒板を使って、書き取りの練習。
先生が「消して!」というと。都市部の子は、シフォンと呼ばれる黒板消し用のスポンジを持参しており、ハンドクリームの空き容器に水をため、その水を使い、自分達の黒板を消す。
でも、井戸が近くにない学校の子どもたちは・・・・自分のつばで、黒板を消す。きっとのどもからからで、水分もないだろうに。必死につばをだして、黒板を消す。

その光景にショックだった。
手洗い方法を教える前に。水カメを買って教室内に設置してもらって、その水を活用してもらった方が、よっぽど役に立つのではないかと思った。

でも、そういう村落部の学校は援助が入ってない事で、自分達でなんとかしなければいけない!という意識が非常に強い。都市部の学校は、「で、何をプレゼントしてくれるの?学校の塀?バケツ類?なんでもいいから。」
「・・・・。」
そういう学校に限って、前任者の人が活動支援経費で購入したバケツや清掃道具を校長室に、保管したままで、生徒達が使ってない。
援助でもらったもの=あくまでも貰ったもの=自分で買ったものだから大事にしない。。。

ってなるのかな~?

ものをねだるくせに、貰ったものは大事にしない。
そんな部分を見ていると。“援助”ってなんなんだろ。。。って考える。
でも、自分も何か貰えるんだったら、とりあえず使わなくても嬉しいし。使わずに保管してた頂きものもあったかも。。。と思う。

そんなこんなを考えてると、物は自分でお金をためて買う!”という気力をそぎ取っているだけになっているのでは。。。と思う。
まだ援助が入っていない小学校とかを見ていると。ものは全然ないし、厳しい環境だけど“精一杯できること”で学校内をきれいにしようと頑張っている。私が関わる事で、そういう“自分達でできること”と考える意識が薄れて行くのでは。。。と思う。

いろいろな小学校


「小学校巡回したい!」一緒に活動してくれる識字・教育省県局(配属先)の下部組織の生徒生活改善課の人に頼んでみた。
「う~ん。。。
(バイクでの巡回で必要な)ガソリン代が市役所から出るまで待とう!」

配属直後のこの会話。
配属から早半年たつが状況は変わらず。。。市役所から経費が支払われる様子もなく。。。

ず~っと待ちの状態。

それでも、なんとか徒歩圏内、自転車圏内の学校で、授業見学や出前“手洗い授業”をしに活動しておりましたが・・・。
やっぱり違う学校も行ってみたい。
とういか。
「なんで自分の学校には来てくれないの?」と校長先生方にも言われ。。。
見に行きたい><



で。
一緒に活動してくれる人には申し訳ないとは思ったんだけど。
彼が首都で研修の為出張中に。
行ってしまいました。最初は1校だけ・・・・と思ってたんだけど.
その次。その次。
楽しくて・・・ついついそのほかの学校も。そのほかの学校も。。。(ごめんよ。カウンター―パートよ。居ない間に学校回って。。。)

学校によって。先生の感じ。生徒の様子。学校の空気。
本当に違う。
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以前、カウンターパートと一緒に作った質問用紙を基に(って堅苦しい感じになるのが嫌なので、紙は見ないで質問してるんだけど。)衛生教育についてや、学校の清掃について、
保護者会や母親会について、学校が抱える問題について、様々なことをお喋り。
フランス語も拙いよそ者が、色々聞いても、殆どの学校の先生は嫌な顔一つ見せず、話してくれる。
校長先生は日本と同様。色々忙しいんです。朝は先生が前日に準備してきた授業計画ノートに目を通し、アドバイスをしたり、保護者の対応に追われたり(「うちの子どもが教科書なくしたんだけど。。。。どうしたらいいですか?など」)、日本でいうPTA役員との会議の取りまとめをやったり、教育省関係に出す書類を作成したり。。。ほんと机の上は、書類だらけ。

そんな中。アポも取らずに飛び込んでお邪魔している私の相手を何時間もしてくれる。


ブルキナファソの学校の給食はいつも=>豆ごはん。こっちでは、“ベンガ”と呼んでる。先生用には油がかけられる。(赴任当初は“油抜きで!”とオーダーしてたけど。今では油はかけてもらう事が当たり前に。。。本当に危険なお腹周り。)

その豆ご飯は、母親会で決めた給食当番のお母さんが2~3名で、生徒700人分くらいを作る。殆どの学校は、土で固めた簡単な小屋の中、お母さん達が準備する。
小屋の中は熱い。かといって外での作業も砂埃で、辛い。なので、熱い中小屋の中で作る。

校長先生からの聞き取りがひと段落したころ、どの学校にいっても。「うちの“ベンガ”を食べていって!“と鍋いっぱいに入れて持ってきてくれる。
それを休憩中、先生方と一緒に同じ鍋から、手で食べる。もちろん食べる前は石鹸で手洗いをして。
そう。先生用には、石鹸が常備されている。でも生徒用には、やっぱり石鹸はない学校が殆ど。

その後、授業を見学したり。学校回りの清掃状況を観察したり、生徒達に清掃活動状況を聞いたり。

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ブルキナファソ人のいいところでもあり、わるいところ。
“ちょっといい格好しい”やってなくてもやってるといってしまったり。するところが多々ある。
なので、校長先生の言う事を“鵜呑み”にしてはいけない。
他の先生の話や、生徒の話。自分の目で確認して初めて、大体の現状が判ってくる。
聞き取りも。日常会話や文化的な事、色々な事を話して、リラックスしたところで、ポロっと問題を口にしてくれる。
この作業。ここに来る前に会社でやっていた仕事とかなり共通している。

私の仕事は、最適な条件・価格で物を購入し、取引先(購入元)と一緒になってその最適な条件・価格で物を購入する為に、改善方法を模索していく仕事だった。

日々、購入元の営業さんと会話し、価格に競争力がある会社からは、そのキーとなる部分は何かを探る為、色々な情報を取得し、価格に競争力が無い会社には、どこに改善の余地があるのか。。。。など。全てはそういう会話の中にヒントが隠されていた。

だって、人間だれだって。ちょっと現状よりよく見せようとして、いい事を言ってみたりするし。それが、取引関係の中であると、下手な事は言えない。でもそういう事は大体外向け用の情報であり、うわべだけの内容になりやすい。
何回も顔をあわし、会話をしていく中で、そういう外向け用の情報は、一つの線に繋がってこないことに、気が付いてくる。逆にポロっと漏れてくる情報をつなぎ合わせて行くと、一本の線になってくる。あ~あの問題。こういう背景があるから、こうなるのか・・・だったら、この方法では解決できないな~。じゃ~こっちで考えてみる方がよさそうだな・・・・てな感じで。

こういう作業。本当に地道で時間がかかる。かといって。仕事の世界は常に効率性を求められる。だから。この“ポロ”っとでてくる情報をいかに上手く引き出す事が重要になってくる。でもそれが本当に難しい><
購買の仕事をやっていたお陰で。“難しい”という事を知っていただけで。大きなアドバンテージだったな~。と最近実感する。

機械的に質問を投げつけたところで、優等生な回答しか返ってこない。
その情報を基に、対策を考えても。結局現実に即していないので、「あ~それくらいしってるよ。でも現実そんな簡単に実行できないよね・・・」という様な、計画が出来上がってしまう。なんて考えている今日この頃。

カウンターパートには申し訳なかったけど。彼の出張中にやった村落部の小学校訪問。校長先生や先生方とのお喋り。お母さん方とのふれあい(現地語なんで、挨拶やちょっとした会話しかできなかったけど)楽しかった1週間だったな・・・・。

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