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サッカーボール

職場から家に帰ると小さな訪問客が私を待っていた。
見かけた事はない子だ。近所の子ではないみたい。
「どこからきたの?」
「マルシェの向こうの孤児院からきた。。。。。サッカーボールをください。」

外国人に頼めばサッカーボールが貰えるかもと思って、わざわざ歩いてこの家までやってきたのであろう。

「サッカーボール。君にあげると。それを知った他の子もやってくるでしょ。
そしたら、何個も買わなきゃいけない。
そんなに一杯は買えない。だから。君にもあげる事できないんだよ・・・ごめんね。」
そういうと。シュンとして。「わかった・・・」といって買って行った。


それから数日たって、近所の子が「サッカ―ボールを買う為のお金ちょーだい!」
会う度に行ってくるようになった。
最初は、お金ないよ~んっていって逃げてたけど。
やっぱり、ねだり続ける。

「サッカーボールいくらするの?」聞いてみた。
1000Fcfaちょっとくらいらしい。
「ベンガ(豆ご飯)何杯かえる?計算できたら、考えたるわ!」
計算できないだろう・・・と思った。ら甘かった。
「100Fcfaもあれば、お腹一杯食べれる。でも僕はいつも50Fcfa分食べるから、20杯分だね!」
彼は、小学校を途中であきらめた子だったが、ものの数秒で言い当てた。

「正解・・・・20杯分ってたくさんあるよね~。それくらいサッカーボール高い物だから、買えないよ~」って言ってその日は逃げた。
でも子ども達の間では、「月末になればお金が入るだろうから、買ってもらえるよ!」と言っているようだ。う~んんんんんん・・・・・駄目だ。伝わってない><



1,000Fcfaって。
日本円で、200円ちょっと。
そう聞くと、何で買ってあげないの?ケチだな~と思う方もいらっしゃるでしょう。
私も半分そう思います。近所の子達は、本当に自分の弟たちみたいで、可愛くて仕方ない。イスラムの文化圏で、持っている者が持っていない者に与えるとされている風習の中、彼らは、ただ単にモノを持っている外国人であれば、自分達が買えないものを買ってもらえると思う。自然な事だ。

でも。日本で育った私。しかも、決して裕福ではない環境で育った私。
欲しい物は、月々のおこずかいをすこしずつ貯めて、買った子ども時代。
買えた時の喜び。。。。

欲しい物は、ねだれば手に入る事を教えてしまってよいのだろうか。。。。
本当に真剣に考えた。
考えたけど。答えが出ない。
かわいい近所の子ども達。プレゼントとして挙げてもいいじゃない。
と思う自分。
子ども達の教育上よくない!と思う自分。。。

そんなこんなで色々数日間考えた後。。。近所の子がサッカーボールで遊んでるのを発見。

「あれ?サッカーボール買ったの?」
と聞くと。
どうやら、既にサッカーボールは持っていて。きれいな新しいものが欲しかっただけらしい。。。。
「これ使い続けると破れてくるから、新しいのが必要なんだよ!」
「破れないように、工夫して、使い続けるの!わかった?」

サッカーボールも手に入らず。かわいそう。。。と思っていた自分は何だったんだろう。と思ってしまった。
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